生きていれば誰もが悩む「人間関係」と「お金」の問題。
世の中には「いい人」がいて、みんな成功しているわけではありません。なぜ成功しないのか、その原因は2つあります。それは「人間関係」と「お金」のことです。
「とくに“いい人”は知らなさすぎるんだよ」と一人さんはいいます。どうやって解決すればいいのでしょうか?本書は、そんな2つのテーマに絞って書かれた、めずらしい作品です。
「いい人」は優しいので様々な人種が近寄ってきて、そしてお金や時間などを奪われて疲れてしまいます。他人から見て都合のいい人になる必要はありません。自分が、楽しい人だけとお付き合いをすればいいのです。
本書では「いい人」が成功する方法が書かれています。この本は、これから社会に出る人や生き方を変えたい人にぜひ読んで欲しい書籍です。
著者紹介
今日ご紹介するのは齋藤 一人氏の「人とお金」です。
斎藤一人さんは「銀座まるかん」の創業者。1993年から12年連続、長者番付10位以内。1997年・2003年と納税額日本1位という新記録を達成。全国累積納税額日本一の大実業家として、心とお金の豊かさの教えを著作として出版。ベストセラー作家でもあります。
第一章「いい人」だけに、こっそり教える!「お金」に関する魔法のルール
お金に困っている人
お金に困っている人は、歯車がズレています。
無駄を無くしてお金を使う、たったこれだけの簡単なルールです。
お金の勉強をしましょう
今は経済の時代です。金融庁も本気出して、金融改革を行っていますよね。
経済の勉強をしているといろいろと世の中の動きが分かってきて、もっと勉強したいと思えるようになります。本気で勉強しないといけません。
お金はしっかり蓄える
仕事がうまくいってまとまったお金が入ってきても、いつもと同じお金の使い方をしましょう。常に先のことを予測してお金をしっかり貯金しておく。手のひら返したように贅沢をしない
引き寄せの法則をうまく使おう
引き寄せの法則。
真剣に稼ぐことを考え始めると、お金を稼ぐために必要なひらめきとアイデアが湧き上がってきます。自分に対して確信が持てない、こんな気持ちでどうやって実現できるのですか。
続けることが大切
ハードルを高く設定しないで、自分のできる範囲で続けましょう。できると思い込みすぎると当初のイメージとのギャップの差に精神的負担が大きくなりすぎ、続かなくなってしまうものです。
自分が続けやすいルールを決めることが大切です。
本気でやる
軽い気持ちではなくて、気合を入れてやっていく。 真剣に向き合って、本気で打ち込んでいく。誰かと比較するのではなく、自分との闘いです。やみくもに行動しないで、成功者の行動考えを学んでマネして吸収していく。
マイナス思考を停止
意識や、口癖を徹底的に変える。今まで染みついてしまった、マイナス思考を変えることから始めてみる。プラスになるものに触れ、触り、読み、まねる。
第二章「いい人」が一発逆転できる仕事に関する魔法のルール
見栄について
人からすごいと思われたい。多くの人からちやほやされたい。という承認欲求は誰かを押しのけるものではなく、周りから応援され押し上げてもらえるもの。
仕事を成功させるコツ
多くの人に喜ばれる!というものを、徹底的にパターン化しちょっとずつ設定を変える。これが一番早く、仕事を成功させるコツで成功する要素。色々手を出さないで一つに絞りやり続けたい。
加速の法則 成功は連続して発生する
いつでも準備をしていなければならない。
小さな成功をすると嬉しくなり、成功にひたりすぎるのは危険だと多くの人は知らなすぎる。成功の階段を上り始めたばかりの人は、出来るだけ早く次の仕事に取り掛かるべき。
寝坊して取り逃しては駄目。チャンスを逃がしてはいけません。
やる気を出す方法
褒めることを習慣とする。
すると頭の中にやる気が出てきます。
やる気が起きず、暗い気持ちになったら、毎日寝る前に自分が今日やってきたことを思い出すこと。気持ちが明るくなり、やる気がどんどん湧いてきます。
怠けてなんかいられない
自分が怠けそうになったら、 ライバルのことを思いだしてください。
勝ち負けで、えらそうにする相手ではなく、 お互いを高めあえるそんな存在。 そういう相手となら素直に負けを認められるし、 やり方を教えてもらえる。
こういう競争をしていたら、お互い怠けてなんかいられない。
プロの自覚をもって働く
仕事のプロはどんなに不安でも、落ち着いて堂々と仕事をする!
それが相手へのサービス、思いやりとなる!どんな仕事でも、自覚をもつ。たとえ自信がなくても、あるように見せる。自己研鑽は必要。
第三章「いい人」は、なめられたらいけない!「人間関係」の魔法のルール
人を見抜く力を養う
人をだまそうと舐めてかかってくる輩に対しては、先回りして見抜く力とすぐに相手の狙いに気がつくようにしないといけない!
優しくしたり、相手の機嫌をとるのをやめて、毅然とした態度で立ち向かい、関わり合いを持たないこと。
どんなことが起きても大丈夫!
苦情難問かかってこい!
- 気持ちに備えがあると何も起きません。
- 堂々と自分が望む成功を常に頭に思い描く。
- いいことが勝手に引き寄せられてくる!
心が疲れた時の回復方法
心が疲れた時、ストレスがたまったときの改善方法
心のエネルギーは、人からすぐ奪われるので注意。
- 朝早く起きて太陽を浴びる
- 自然の多いところで木々に触れる
- 自分をほめる
- 緑の中を散歩をする
- 愚痴や泣き言をいつも言う人の話を聞かない
言葉の重要性
知っていましたか?実は普段何気なく話している言葉はとても重要です!
この意味を知らない人が多すぎる!否定的な言葉を使うと、それが現実となるので、ポジティブな言葉を使うようにしましょう。
相手を変えようとしない
相手の考えは変えることができません。
頑張って相手を変えようとしても、ただ無駄なエネルギーを浪費するだけです。夫婦、親子、恋人に対して自分の思い通りにならずに悩みを抱えている人へ伝えたい。
そう考えると楽になります。
人から応援される方法
自分の弱点を受け入れ明るく面白く話せるようになると、人から応援されます。
第四章「いい人」こそ、絶対に幸せにならなきゃいけない!「強運をつかむ」魔法の法則
受け身では何も始まらない
楽しいことは勝手にやってきません。
「何か楽しいことがないかな」って、待ちの姿勢では駄目です。
さらに、もっと楽しく幸せになるには、
余力を残さず、すべて出し切る
自分の持っているものを全て出し切る。これが幸運を招く方法です。
「まだ本気出していない」って言っていると運気が無くなります。
空っぽにクタクタになった先に、新しいものが生まれてきます。
全て無くなるまで、出し切ると運が舞い上がります!
成功はあと少しのところにある
一度失敗しただけで、考えを辞めている人はいませんか?私なんか数えきれないほどの失敗を繰り返してきました。お陰様で、失敗への恐れは薄れています。
間違いは直せばいいだけです。
果敢に挑み続けるのみです。
常識にとらわれない
まわりからどう思われるか。これは、だめかな。とぐずぐず気にしている人はいませんか?
世間の常識に気を取らわれすぎると、心に正直に楽しく生きられません。
成功や幸せを手にしたいなら、今の常識を考え直し、手放す必要があるのかもしれません。
プライドが邪魔をする
プライドが高い人は注意が必要です。以前、私もプライドが高かったので、失敗の連続でした。成功している人の完全なマネができない。
「我」をすてましょう
無いものを見るのではなく、今あるものを見る
手元にあるものを最大限に活かしていくことが正解。
- 不幸な人は自分にないものや、できないものを見ます。
- 幸福な人 自分にはこれがあると、できることをみます
- 今の自分は与えられた存在であることを自覚しましょう。
ありのままの自分をよくみて、何ができるかを工夫する必要があります。
魅力度は距離感
人の魅力度は上がり幅の大きさで決まる。
だから、もとが悪いほど無限の可能性を秘めているのです。
魅力度は距離感で測ります。自分の魅力を一つずつ磨き、一歩ずつ良さをプラスしていく。
魅力は磨けば磨くほど大きく強くなって光輝いていきます。
否定的な言葉は使わない
何気なく使っている、特に否定的な言葉をいますぐやめましょう!
不安にさせられたり気にしていることを言われると、すぐ心が折れてしまいます。
不安定な気持ちの原因は?
いつもイライラして怒りっぽい人はいませんか?被害妄想のクセがあったり、ボーっとしてやる気がでない、なんてことは無いでしょうか?
こんな状態だったら身の回りを整えましょう。
- 不潔な身なり
- 地味な服装
- 偏食
- 心配性
- 悪い言葉を使っている
- 自己中心的な考え
- 表情がいつも暗い
- 部屋が汚い
- 何かを許せない
運勢は自分で決める
自分の運勢は自分で変えるんだ!と決心するもの。
それにはまず、
- いつも暗いことばかり考える癖をやめましょう。
- いつも明るく振る舞い、上機嫌でいること。
- 笑顔を保つ工夫を全力で行なっていきましょう
自分の魅力をめいっぱい出すと決めると、いいことが沢山おこります。
その理由は、魅力的な様子を周りに振りまくことは、とてもいいことだからです。
自分の個性は遠慮せずに出すこと。嫉妬心を受けても、そんな抵抗に負けていてはいけない。
一切を気にせず平常心でいられれば、その否定的な力も、上昇エネルギ―に変えていける。
まとめ
世の中には、「いい人」と呼ばれる、やさしくて、どんな人にも親切で、困った人を見ると放っておけない愛のある人がいます。
ところがこういう人たちがすべて成功しているかというと、残念なことに違うのです。これには、さらに学ばなければいけないことがあるということです。
それは「お金」と「人間関係」についてです。
- お金に関する魔法のルール
- 仕事に関する魔法のルール
- 人間関係の魔法のルール
- 強運をつかむ魔法の法則
4つの項目になっていますが、どれも、相互に関係しあっている内容です。また、各項目は一つずつ単独でも成り立つ話となっています。
どうしても、人は一度読んでも、すぐ忘れてしまうものです。何度も見直して、ちょっとずつ心に刷り込んでいくのがよいでしょう。 ちょっとしたタイミングで読み直すことで、より効果が高まっていきます。
コメント