16時間ダイエットを実行すると、人は若返ります。
何を食べるかではなく、食べない時間(空腹の時間)を増やす。
たったこれだけのルールです。
体がだるい、最近調子が悪いといった状態は回復し、肌のツヤも良くなります。体調が良くなるのでやる気はみなぎり、気持ちも明るくなるでしょう。
朝目覚めもすっきりし、素晴らしい一日を満喫できます。病気を遠ざけアンチエイジング効果もある。現代の悩み全てを解消できます。
人は16時間、空腹状態でいると新たな能力を発動します。それはオートファジーです。
みるみる無駄な贅肉がそぎ落とされるのでダイエット効果が凄まじく、一撃であっという間にやせられます。そして、やせることはただの通過点でしかないことを思い知らされます。あなたは身体の驚くべき異変を体験できることでしょう。
ノーベル賞を受賞した科学的に証明されているオートファジーを正しく理解し、生活に取り入れたい方は当記事をご覧ください。
1日3食は食べ過ぎ
江戸時代まで人は1日2食。明治以降の習慣で3食になりました。
私たちは1日3回きちんと食事をすることが健康に良いことだと教わってきましたが、当たり前の習慣に疑問を持つこともなく生活してきました。なぜ健康に良いことなのか、常識を疑ってみることさえ考えたことがありませんでした。
現代人の食事内容は糖質や脂肪に偏っていて、全体的に食べすぎです。あらゆる病気の原因となっている成人病や糖尿病は、食べすぎがもたらしています。
さらに加齢とともにダメージが蓄積されて、20代では何ともなかったのが40代になると突然老け込んでしまう一因となっています。
空腹時間がもっとも大切
1日の中で16時間、腸と肝臓に休憩を与えてあげるとオートファジーが発動します。
身体の中に溜まっていた古い老廃物と古い細胞をエネルギー源として消費し身体が活性化して若返ります。
例えると、倉庫にたくさんあった過剰在庫を一気に販売しきり、空になった状態です。
軽い飢餓状態になることによって、人間の体は生命の危機を感知しサーチュイン遺伝子が発動。別名長寿遺伝子とも呼ばれています。同時に細胞の新陳代謝を促進するオートファジーも活性化するため、相乗効によってアンチエイジング効果も高まる。
食後すぐ眠たくなる人は要注意
「糖」がもたらす毒を、「空腹」というクスリで取り除く。
精製された糖を取りすぎると血糖値が急上昇し、人は眠くなります。
食べた後ねむくなる人は、糖の過剰摂取の疑いがあります。白米やうどん、パン、パスタ、砂糖は、とてもおいしくて、私たちのメインの食事です。そうです、糖はおいしくて、とりやすい食べ物なので、知らないうちに過剰に摂取していしまっています。
糖分はドーパミンとβエンドルフィンの分泌を加速させるので、脳内麻薬の快楽、中毒、依存度を高める食べ物であります。
身体の中では慢性的な炎症が起こっており、どんどん身体をむしばんでいる状態であるといえます。
糖質を制限する必要がありますが、現代人ではそこまで食事を管理するのが難しい。
解消させる方法は16時間腸を休ませることだけです。
16時間内臓を休ませろ
食事を口に入れてから腸で消化されるまで約5~6時間かかります。
1日3回の食事だと内臓が休まることなく、常に働かされておりヘトヘトになっています。腸や肝臓にとても負担がかかっています。
16時間ダイエットのやり方
睡眠時間を組み合わせて「1日16時間は食べない」だけで、悪い細胞が除去され、全身の細胞がみるみる修復されます。
この食事法なら、ご飯も、ラーメンも、ケーキも、お酒も、ガマンせず好きなだけ食べられるからストレスなく健康になれます!
昼間に食事をとらないとお腹がすいて我慢できませんが、睡眠も含めると簡単に実行することが出来ます。睡眠を8時間、残り空腹は8時間だけになります。
寝る前にお腹の中が空っぽになっているのでとても熟睡でき、目覚めもすっきりです。
あっという間に16時間経過している。
もし空腹感を感じるようであれば水分を少し多めにとるのと、ナッツ類は食べても影響がないので、空腹を紛らわせられる。
無理なく「空腹」を作り、体を蘇らせる食事法(睡眠8時間+8時間の空腹)で体に奇跡が起きます。
困ったらナッツを食べろ
ナッツの脂質は体に良いので、肥満、不健康に直結しません。
不飽和脂肪酸がたくさん含まれているので、血液中の悪玉コレステロールを減らす働きがあり、オートファジーを活性化させる性質もあります。
脂質の悪いイメージは、飽和脂肪酸と呼ばれる脂質です。悪玉コレステロールを増やして心筋梗塞などの循環器系の病気を招いたりします。
著者紹介
青木厚[アオキアツシ]
医学博士。あおき内科さいたま糖尿病クリニック院長。自治医科大学附属さいたま医療センター内分泌代謝科などを経て、2015年、青木内科・リハビリテーション科(2019年に現名称に)を開設。
糖尿病、高血圧、脂質異常症など生活習慣病が専門。治療に本書の食事術を取りいれている。自身も40歳のときに舌がんを患うも完治。食事療法でがん再発を防いでいる。
オートファジーの発見はノーベル賞
オートファジーを発見した東京工業大学の大隅栄誉教授は、ノーベル生理学・医学賞を受賞。
オートファジーとは“自食作用”を意味し細胞内の不要な物質を分解するしくみです。体内に組み込まれたシステムで飢餓状態になると壊れた細胞をお掃除してくれます。
オートファジーが発動すると、体もかるくなり1日中快適に過ごすせるようになります。
1日3回きちんと食事をする習慣を見直し、空腹を作る健康的な食べ方の新常識です。
空腹時間が様々な病気を予防する
がん
生活習慣病
高血圧
アレルギーや花粉症からラクになる
感染症
老化
空腹状態を16時間以上続けると体内を浄化する「サーチュイン遺伝子」が動き出します。別名長寿遺伝子とも呼ばれ、若返りのアンチエイジング効果が発動。すると老化した細胞が修復されて若々しくなります。劣化の一番大敵である炎症を抑え、細胞の老化を抑制します。体がとても軽くなるのは、身体の炎症が抑えられていることです。
また、細胞の新陳代謝を促進する「オートファジー」も活性化し相乗効果が表れます。細胞は栄養がなくなってくると飢餓状態だと認識し、自分を守るために細胞を分解しエネルギー源にします。細胞の新陳代謝が行われ、シワシワ細胞をフレッシュ細胞へと作り変えます。40代から加速する老化を抑制します。
実践、3か月間
実際に3か月間、実践してみた結果です。
- 知らない間に体重は減っていく。最終的には10㎏減。
- 寝つきが物凄く良くなる。
- 寝起きが良くなり、2度寝がなくなる。
- 集中力が高まるので、午前中の仕事を効率よくできる。
- 身体のだるさがなくなり、疲れにくくなる。
- 空腹感はあるが耐えられないレベルではなく、すぐ慣れてしまう。
全く苦労せず、3か月ほどで10㎏体重が減少。気が付くとどんどん体重が減っていき、効果は絶大でした。
7つの驚くべき効果
- あらゆる病気を予防する。
- 若返りの効果がある。
- 精神的な充実感。
- 睡眠の質が向上する。
- 慢性的な疲れやだるさが解消される。・集中力が伸び、仕事のパフォーマンスが上がる。
- 肌荒れ、便秘、生理不順、PMSが改善する。
- おいしく食べながら、ダイエットに成功できる。
注意点
副作用があります。
- 痩せすぎるので、バランスよく実施してください。
- お腹がすかなくなります。
- 洋服のサイズが合わなくなる。特におなか周りぺったんこ。
- 体重が落ちすぎるので楽しくなりますが、やりすぎると筋肉も落ちるので、筋トレは必ず行うこと
まとめ
自分のスタイルに合わせてみてください。生活スタイルは皆さん違うので一番やりやすい方法が続けられるコツです。
これさえやればいいのです。
- 16時間腸を休ませること。
- 16時間食べなければオートファジーが発動し全て改善してくれる。
- 糖質制限より空腹時間
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